会社に「過料決定」が届いたのですが

あなたが会社の代表者で,会社の登記を長らく放置していた場合,裁判所から「会社法違反事件 過料決定」という通知が届くことがあります。

これは決して詐欺なのではありません。あなたが代表取締役として会社の登記をする義務を怠り制裁(罰金)を受けたことを知らせる書類です。

過料決定

会社法では,会社の登記事項に変更があった場合は2週間以内に登記を行う義務が定められています。

会社の役員の任期は最長10年なので,少なくとも10年に1回は登記をする機会があるはずです。最後の登記から10年以上経過しているのに何もしていないのであれば,登記をする義務を怠っているものと判断できます。

それで,国は登記懈怠等に対して制裁を課すのです。

この通知が届いたなら,速やかに是正しましょう。お困りの方は,ぜひ司法書士にご相談ください。

 

どうすればいい?

(1)すべきであった登記を申請します:役員の任期が満了しているのに放置していたのであれば、原則として役員変更登記を申請しなければなりません。場合によってはそれ以外の登記も必要かもしれません。司法書士にご相談ください。

(2)過料を納付します:通知から2か月ほど経つと、検察庁から納付告知が送られてきます。速やかに納付してください。

 

よくある質問

異議申立はできますか
はい。「過料決定」に書かれている「理由」が事実と異なっているなら異議が認められます(ただし通知から1週間以内)。一方,ついつい忘れていた・こんな手続を知らなかった・法務局から教えてもらえなかった・事前に知らせてもらえなかった等の理由は認められません。
過料はどのようにして決まるのですか
明確な基準は明らかにされていませんが,次のような例があります。
  7年放置で9万円,1年放置で3万円
登記の内容によって差があり,法律上は最大100万円の過料が科されます。(実際にはこれほどの額になることはないようです)
過料のほかにも制裁が加えられてしまうのですか
いいえ。過料は秩序罰です。法令上の秩序に違反したことへの制裁ですから、過料を遅滞なく納付し、すべきであった登記を申請すれば事件は終わります。
 

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